コードをルールで理解したい その5 根音を響かせること ギターの音の仕組み ウクレレの音の仕組み

前回、Cコードは「ド・ミ・ソ」でできていて

その並びは「ミ・ソ・ド」でも「ソ・ド・ミ」でも「ド・ソ・ド・ミ」でも

 Cコードの音を使ってさえいれば、OKということを書きました。

 

それに就いて、「おとてく」様から

貴重なご意見をいただきました。

おとてく様、ありがとうございます。

 

 

 もくじ

 

 

 

根音について補足  演奏するときの考え方

 

おとてく様とのやり取りの中で

「基本になる根音を、響かせる」

ことについてのお話がありました。

 

一人で演奏する場合

 

 一人で演奏する場合、

 根音になる基本の音を

 一番低い音として響かせることが

 better

 

という、ご指摘です。

具体的に言うと、

 

Cコードは

「ドミソ」でも「ミソド」でも「ソドミ」でも

 OKだけど、

一人で弾くときは「ド」を

一番低い音にしたほうがbetter

 

というお話でした。

 

 

確かにそのほうが、綺麗に響きます。

まとまりがいいんです。

 

ギターの場合

 

おとてく様が

「ギターの場合、

 6弦のミの音を響かないようにして

 5弦のドの音を響かせるように演奏する」

ということを、教えてくださいました。

 

 

キーボードの場合

 

キーボードについては、

拍子の頭で根音を響かせることがよくあります。

弱拍では根音の位置にこだわることはあまりないかもしれません。

 

エレクトーン、パイプオルガンなどの

足で根音を演奏する楽器の場合は、

鍵盤(手)は、あまり根音を低くすることにこだわりません。

 

 

民族楽器の場合

 

今回、私も初めてウクレレのコードを検証してみたのですが

ウクレレ

もともとそういった考え方で作られていません。

比較的高い音で演奏するため、

基本になる音という考え方自体がないのかもしれません。

南米で使われるチャランゴも同様です。

民族楽器という側面も関係しているのかなと思います。

 

 

 

楽器によって、ケースバイケース

ということのようですね。

 

 

チームで合奏する場合

 

ベースを担当する楽器がある場合は、

他の楽器はあまり根音の響きにこだわりません。

ベース担当に根音を任せます。

 

 

「チームで演奏する場合は、

 全体で一つの音を出すという考え方になるので

 根音を響かせるパートがあれば

 ほかの楽器は特にこだわらない。」

と、おとてく様もおっしゃっておられます。

 

 

もちろん、こだわらないといっても、

勝手な音を出すということではありませんが、

メロディーに合わせた根音、コード、ハモリの中で

それぞれが生きた音を出していきます。

 

 

メロディーにあわせたコードについては

おとてく様のブログを参照してください。

 

 

www.ototeku.com

 

 

お詫びと訂正(すでに訂正済みです)


ハムスター母です。

ハムスター娘です。大変申し訳ありませんでした。


シの短3度上、間違っておりました。

正しくは「レ」です。

 

お詫びして訂正します。

 


ご指摘くださいましたヨーコ様。

ありがとうございました。  

ヨーコ様は、やっぱり「できる方」でした。  

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

読んでくださっている皆様、

「おかしいな?」「なんでかな?」

と、思った時は遠慮なくコメントしてください。


ハムスター親子は、かなりのぼけぼけです。

何回も読み直して、チェックしたはずなのにやってしまいました。

本当にすみませんでした。

 

 

ギターの仕組み


先日、生徒さんがこんな話をしてくれました。

 

「今度、友達のコピーバンドでキーボードを弾くことになったんだけど、

 もともとギターソロのところを 弾いてほしいって言われたんだ。

 話を聞いてみたら、 ギターのどこにドレミがあるかわからないって。

 結構ギターうまいと思ってたんだけど、 

 ほんとにそんなこと、あるのかなあ?」


実は私の知り合いにも、何人かこういう方がおられました。


チューニングはマシンに合わせるだけだし、

コード表を見て音を出しているので、

「このコードはC、これはGの音」と知っていても、

どの弦が何の音を出しているかご存じない方がおられるようです。

 

Cコードのつくりがウクレレとギターではこうなるというのを、

前回予習として書いたのですが、

ここで、ギターがどんな音の並びになっているか書き出してみたいと思います。

まず、解放弦を楽譜にするとこうなります。

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ネックの頭の部分です。

解放弦と、12フレットが同じ並びになっています。

こちら側を、コードとして和音を出すときに使うようです。

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サウンドホール側のほうです。15フレットからボディの中に入ります。

フレットの幅が狭くなっていて、抑えるのが少し楽になるので

メロディーを弾くために使うことがあるようです。

 


ギターの弦の太いほうから

6弦、5弦、4弦、3弦までベース、コントラバスが同じ並びです。

(バイオリンなどの弦楽器も同じです。)

この4本の弦は解放弦が(何も触らないときに出る音)

それぞれ、ミ・ラ・レ・ソの音です。

音程で言うと「完全4度」ずつ 上にあがっています。

 

 

ちょっと話が横道にそれますが、完全4度を覚えましょう。

完全4度


完全4度 ドから4度上のファまでの音程を「完全4度」と名付けます。

 

時計で確認すると、5時間分の角度です。

 

 

「完全4度」は、コードとしては「sus4」として登場します。

ちょっと、心に留めておいてください。

 

 

さて、ギターの話に戻ります。

3弦、2弦、1弦は、ソ・シ・ミ の音になっています。


ここで突然、ソ と シ 「長3度」が並びに現れます。

ちなみに5弦ベースも ソ の上は、 シ です。

コントラバスにも 5弦のものがありますが同じです。)


2弦、1弦間は、シ ミ で完全4度に戻ります。

 


ウクレレの仕組み

解放弦の楽譜とフレットの並びです。

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弦の並び方が、独特ですね。

これは、Cコード(ドミソ)とAmコード(ラドミ)が弾きやすいように

特別に作られていることがわかります。

ハワイアンの音楽に出てくるコードに特化しているんですね。

 

 

 

 

今回は、ギターの仕組みとウクレレの仕組み

完全4度の話でした。

 

次回から、12あるメジャーコードとマイナーコードを検証します。

疑問、質問はその都度コメントでよろしくお願いします。