はむすた親子の楽典講座、始めます。 その1 

 

コード講座終了のときに、お約束した楽典講座です。

 

楽典講座、担当します「はむすた母」です。

趣味で楽しむピアノ教室の先生です。

 

このページの編集長「はむすた娘」です。

ピアノは母に習いました。

中学吹奏楽部で「コントラバス

高校応援団で「チューバ」担当でした。

(高校、吹部がありませんでした・・・)

 

よろしくお願いします。

 

 

もくじ

 

 楽典って、何?

 

音楽の理論的な「ルール」といわれる項目です。

音楽の表記する上での「ルール」でもあります。

 

 

表記上のルールや、記号については、

『音楽記号ハンドブック』等に詳しいです。

ひとつ一つの音楽用語については、触れる機会があれば簡単に説明します。

残念ながら、全ての記号、用語については網羅しきれないので

専門書に任せます。

 

「はむすた親子の楽典講座」では、

楽典を学ぶ上でつまずきやすいところを重点的に取り上げます。

手書きの図を使いますが、

見ずらいものはあまり見なくてもいいものと思ってください。

気になる方は、市販の「楽典問題集」「楽典理論」に同じような図が出ています。

 

あの、「楽典講座」面白くはないですよ。

でも、まあ、

中学、高校の音楽の試験は、困らなくなると思います。

 

学校の授業では「さらっと」流して、

音楽の教科書の最後のほうにちょこっと1~2ページしか出てないくせに

試験にはがっつり出るのが「楽典」です。

 

音楽学校を受験しようとすると

「知っていて当たり前ですよね~」と、試験科目にあるのに

どうかするとピアノの先生まで

「問題集を一冊やれば大丈夫よね。自分でなんとかしてね~」

といいだすのが「楽典」です。こまったもんですよね~

 

 

 

譜表

 

楽譜、5線で表記されます。これを譜表と言います。

5線譜には、それぞれ名前が付いています。

 

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この名前を使うのは、次のようなときです。

 

ト音記号の意味と書き方

 

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これは「ト音記号」です。

高音部記号ともいわれ、女声、バイオリン、トランペット、フルートなどが使います。

一筆書きで、書きます。

書き方のポイントを、紹介します。

  1. 記号の書き出しの位置が「ト音」になっています
  2. 第3線にぶつかったら
  3. 第1線に向かいます
  4. 上1線まで、らせん状に上がります
  5. 第4線でクロスします
  6. 下2線の位置まで下がった後、書き終わります

 

ヘ音記号の意味と、書き方

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こちらが「ヘ音記号」です。

低音部記号とも呼ばれることがあります。

コントラバス、チューバなどの低音部楽器が使います。

書き始めの位置が「ヘ音」になっています。

書き方のポイントは、次の通りです。

  1. 第4線に〇を書いて、塗りつぶす
  2. 丸の外側から出て、第5線にぶつける
  3. 弧を描くように下がっていき第2線で止める
  4. 第4間、第3間に点を打つ

 

ハ音記号

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ハ音記号は中音部記号とも呼ばれ、ビオラ、チェロなどが使うといわれています。

高音部楽器の低温パートが使うこともあるようです。

(はむすた娘は、テナーサックスのパート譜トロンボーン低音パートで

 見かけたことがあります。)

記号の真ん中を「ハ音」として、記号自身が5線譜上を移動します。

 

音名

日本で使われる音名は、次の通りです。

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派生音については、ドイツ語のみ、固有の呼び方を使います。

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日本語では「嬰」「変」を付けて呼びます。

イタリア語、英語の派生音は「レのシャープ」「Eフラット」のような言い方をします。

 

 

日本音名では次のような言い方もします。

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中学、高校の音楽のテストには頻出です。

でも、他で使ってるの、あまり見たことありません。

すごく久しぶりに(中学生以来じゃないかな)、書きました。

 

今回はここまでです。

う~ん、学校の音楽の先生方に叱られそうな講座になりそうです。

こまったなぁ(笑)

 

小学4年生ぐらいから、私がレッスンで使うことの多い教材はこちらです。