楽典講座 その2 音符のはなし

 

すみません。ごめんなさい。

案の定、このページは後回しにされて、気が付いたら2週間。

よくないですね~

まじめにせんとな~

 

担当の、はむすた母です。

編集長の、はむすた娘です。

 

 

コードの時もだったのですが、

画像をどうするかが、悩みの種でしてね~。

機材もないし、手で書いて写真に撮るのが楽で速いので

この方法でやってはおりますが、

見づらいですよね。

 

特に今回の楽典講座では、あまり普段使わない、知識だけのものも多くなるので

よく見えないものは、はむすた親子的には「ま、いいか」程度のものとお考え下さい。

 

 

もくじ

 

 

臨時記号

 

今回は、ページタイトルが「音符のはなし」なので、「臨時記号」とします。

 

これの事です。

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名前と意味は、ご存じかと思います。

引っかかるのは、「ダブルシャープ」と「ダブルフラット」でしょうか。

 

半音、全音のことは、また改めてやりますが、

 全音=半音+半音

と、覚えてください。

 

 

ダブルシャープ、ダブルフラットは

クラシックを学ぶピアノで言うと

ソナタレベル」でやっとお見掛けする記号です。

 

最近のポップスだと、

楽譜の頭に「調整記号として」4つ5つのシャープが付くことも多いので、

ナチュラルを使わずに「ダブルシャープ」「ダブルフラット」を

使って表現されることが多くなっているように思います。

 

 

さて、

臨時記号」、楽譜中の音符に着けて使います。

楽譜中の音符につくと、上記のように半音上がったり、下がったりするのです。

 

これが、楽譜の頭につくと「調号」と呼ばれます。

 

単純に音の名前として呼ばれる時は「変化記号」と呼びます。

 

名前をころころ変えますが、使われる意味はご存じの通りなので、

普段はあまり気にしないでください。

 

 

 

嬰、変は、調整の時に使う言葉です。

へ長調変ロ短調のような形で使います。

 

 

 

 

 

音符

 


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名前の由来は、長さを基準にしています。

 

全音符の長さを   1   とした時に、

2分の1の長さが  2分音符 

4分の1の長さが  4分音符

8分の1の長さが  8分音符

16分の1の長さが 16分音符

 

ということになっています。

 

 

そして、

全音符は一小節全部の長さ」

というルールがありますので、

 

4分の4拍子なら、全音符の長さは4拍

4分の3拍子なら、全音符の長さは3拍

2分の2拍子なら、全音符の長さは2拍

 

です。

それに合わせて、各音符の長さも本来は変わるものだったのです。

 

 

でも、それでは基準がころころ変わって、誤解が生まれやすですね。

なので簡易的に、4分音符を1拍として数える方法が発達して、

今現在は、ほぼ、その数え方が主流になっています。

 

 

主流と言っても、まだ過渡期なのかな~

と、いうのもですね、 

休符については、

特に全休符を「一小節全部休み」として使うことが多くあるんです。

小節の真ん中に全休符を見かけたら、

自動的に「あ、この小節は休みね。」と、思って間違いないです。

 

 

 

付点と複付点

 

音符で表しきれない長さを、表現するための記号が付点です。

 

付点は、「くっついている音符の、半分の長さを足す」が、ルールです。

複付点は「付点のさらに半分の長さを足す」です。


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画像中にも書きましたが、複付点は印刷ミスに見られがちなので、

点をあえて使わずに「タイ」でつなぐことがあります。

「タイ」は、長さを足すときに使う記号です。

 

「タイ」と「スラー」の判断は、

同じ高さの音をつないでいたら、ほぼ間違いなく「タイ」

違う音をつないでいたら、「スラー」です。

 

 

連符

 ふつうは、偶数の長さにに分けられる音符ですが、

変化を求めて奇数で分けることがあります。

 

くくって、数字を付けてある音符がそれです。

 

例として、

全音符を3で分ける、5で分ける、7で分ける

など書いてみました。

 

この辺りは、何となく

3つに分けるなら「4分音符より気持ち長いんだな」とか、

7つに分けるなら「8分音符・・・的な?」みたいに感覚的にわかるのですが、

 

4分音符を11で分けるとか、出てきた日には

はっきり言って「感覚」「ノリ」としか、言いようがありません。

実際のところ、正確さは求められていないと思っていいでしょう。

先達の録音してくださった作品を参考にしながら、

「こんなもんかな。」と、演奏してみてください。

 

な~んて書いたら、怒られるだろうな~

でも、ホント、「きっちりできるものでもない」ので

もう、「感覚」そんな感じ、です。


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 注 として、書きました。

ジャズの楽譜の場合、8分音符が二つ、繋がっていたら変則の場合が多いです。

丁寧な楽譜だと、曲の頭に変則のルールが書いてありますが、

書いていない場合もとてもよく見かけます。

 

今どきの先生方は、たくさんの音源を聞くことを推奨されますので

有名なプレーヤーの作品をたくさん聞いて、判断することをお勧めします。

バンドなどで演奏するなら、

「誰さんの感じで」みたいに共通認識があると分かりやすいです。

 

 

はむすた母のぼやき

 

これがね、40年ぐらい前は、「聞くな!」って言われた時代もあったんですよ。

「楽譜を読みなさい。録音されたものは、聞いちゃいけません。」って、

ヘンな時代もあったんです。

音楽やってて、聞くなって、おかしなもんですよね。

まあ、クラシックを録音した場合、

録音時間を短くしたかったのか「異常に早い演奏」が横行していたので、

そのせいもあったのかもしれません。

 

 

音符の書き方

 

音符を書く基準は、第1間に音をいれたときを基準とします。

 


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音符は斜め卵型に、丸く書きます。

棒の長さは 、3間分です。

 

付点の位置は、

音符が間の位置にある場合は、同じ間に

音符が線の位置にある場合は、線の上の間に

書きます。

 

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休符の位置も、ルールがあります。

 

4分休符を、書いておきました。

  1. 第1間からスタートします
  2. 丸く上がって、第2線で折り返します
  3. 第3線で、折り返します
  4. 第3間で、おりかえします
  5. 第4間で、おわりです

 

全休符は、第4線からのぶら下がり

2分休符は、第3線に乗っている形です。

 

 

私のピアノのレッスンでは、

音符の書き方は、幼稚園年長さんから始めます。

自分の名前がひらがなで書けることが理想です。

 

こちらのシリーズを使うことが多いです。