えーと、
ここから、
鍵盤で言うところの「黒鍵」コードになります。
正直言って、
あまり頻繁に使うわけではありません。
かといって、
まったく使わないわけでもありません。
しかも、すごくややこしいです。
「そういえば、そんなのやったなあ」
ぐらいにすることを、お勧めします。
頑張らないでください。
日本の最近のポップスは、転調が多いです。
知っていれば、
「まあ、よかったかな」
ということもあると思います。
今回の、時計。
まずは音の名前を確認しましょう。
上の時計を見てください。
同じところに二つの音名が入っているところがあります。
「♯ド」と「♭レ」は、同じ音です。
と、いうことは
「♯Cコード」と「♭Dコード」は
同じコードです。
ただ、呼び方が違います。
なぜそういうことが起こるかというと、
「調整」の違いです。
聞いた覚えがあると思います。
それが調整です。
調整のルールで、同じ音が違う呼び方になるのです。
(興味がある方がおられるなら、 お申し出ください。
これもひと講座、できてしまう「おはなし」です。
作曲したい方には、必要になると思います。)
調整講座、リクエストいただきました。
2018年
楽典講座として開講します。
3月追記 進みが悪くて申し訳ございません。
では、ざっくりとコードの確認です。
♯C ♭D ♯Cm ♭Dm を
時計で確認します
♯Cコード
= 根音 ♯ド +長3度 ♯ミ +完全5度 ♯ソ
= ♯ド ♯ミ ♯ソ
♯Cmコード
= 根音 ♯ド +短3度 ミ +完全5度 ♯ソ
= ♯ド ミ ♯ソ
♭Dコード
= 根音♭レ +長3度ファ +完全5度♭ラ
= ♭レ ファ ♭ラ
♭Dmコード
= 根音♭レ+ 短3度♭ファ+ 完全5度♭ラ
= ♭レ ♭ファ ♭ラ
♯C ♭D ♯Cm ♭Dm を
楽譜 鍵盤で 確認します
見慣れない「♯ミ」や「♭ファ」が
出てきた理由がわかったでしょうか?
根音が「♯C」なのか「♭D」なのかで
呼び方が変わるのです。
もちろん、楽譜上の表記も変わります。
曲の途中で転調したときや、
転調の途中にこのタイプのコードを使うことがあります。
鍵盤で黒鍵コードを探すコツは、
一度、
メジャーコードのシャープやフラットを取ってコードを探して
そのあと、
全部シャープや♭をつけることです。
Cコード ド ミ ソ
♯Cコード ♯ド ♯ミ ♯ソ
♯Cmコード ♯ド ミ ♯ソ
Dコード レ #ファ ラ
♭Dコード ♭レ ファ ♭ラ
♭Dmコード ♭レ ♭ファ ♭ラ
ギターの ♯C ♭D ♯Cm ♭Dm
セーハを外す いいアイデアが思いつきません。
4フレットのセーハだけを頑張るか、
セーハ以外を頑張るかでしょうか。
こういう時は、アレンジで乗り切ることを探ります。
例えば、
根音をベースのように響かせて弾くと
悪目立ちしません。
メロディーの音を拾うのも、いい方法です。
ウクレレの ♯C ♭D ♯Cm ♭Dm
ウクレレコードは離れている音を
あきらめることがよさそうですね。